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YIL開所記念シンポジウムおよび施設お披露目会―Innovation Begins Here―

YIL開所記念シンポジウムおよび施設お披露目会―Innovation Begins Here―

6月26日、慶應義塾大学矢上キャンパスにて、矢上イノベーションラボラトリー開所記念シンポジウムおよび施設お披露目会を開催しました。本シンポジウムでは、産学連携による課題解決、社会実装と人材育成を目指す、矢上イノベーションラボラトリー(以下、YIL)(※)とその取り組みを紹介しました。企業や自治体関係者を中心に約180名が参加し、今後の連携の広がりに期待が寄せられました。

シンポジウムは村上俊之理工学部長・理工学研究科委員長と斎木敏治研究担当理事の挨拶からはじまり、文部科学省科学技術・学術政策局の先﨑卓歩科学技術・学術総括官とYILと連携関係にある慶応工学会の青山藤詞郎理事長から来賓ご挨拶をいただきました。

先﨑卓歩 文部科学省科学技術・学術総括官

青山藤詞郎 慶応工学会理事長

続いて、日本電気株式会社パブリックビジネスユニット支配人水口喜博氏から「地域・産学連携とWell-Being」、東京エレクトロン株式会社Corporate Innovation本部フェロ―山本知成氏から「半導体デバイスの進化:現在から未来への道筋」、株式会社AYUMI BIONICS代表取締役田脇裕太氏から「慶應理工から『年をとっても自分らしく活躍できる社会』に向けて」と題した講演が行われ、産学連携によるイノベーション創出やYILへの期待が語られました。

水口喜博 日本電気株式会社パブリックビジネスユニット支配人

山本知成 東京エレクトロン株式会社Corporate Innovation本部フェロ―

田脇裕太 株式会社AYUMI BIONICS代表取締役

講演を受けて、多田宗弘YIL運営推進室ディレクターからは、YILの今後のビジョンと活動、特にYILを軸に理工学研究科に2026年度から設置される研究ユニットと起業パートナーが連携する「YIL産学連携アライアンス」が紹介されました。また、YILと密接な関係にある中央試験所の紹介が鈴木所長と小向課長により行われました。

多田宗弘 YIL運営推進室ディレクター

鈴木哲也 中央試験所所長

シンポジウムの後、参加者はYILの施設お披露目会に移動し、1階ではLive Hubをはじめとする産学の人々が「集う」場を、2階ではStudio担当者による各エリアのテーマに沿った研究や体験の説明を通じて「試す」場を実感しました。

YIL2階 Studio

最後に懇親会では産学の出席者がネットワーキングを深め、今後の連携に向けた機運を盛り上げました。

懇親会会場の様子